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腰痛予防のポイント

 テレビやパソコンの前に長時間座り続ける生活スタイルは、運動不足や肥満、冷え性などの原因になりがちです。さらに姿勢の悪さなども影響し、つらい腰痛を引き起こしてしまうことが多いようです。腰椎の損傷や病気が原因でない腰痛は、生活習慣や運動で緩和できたり、解消できたりする可能性もあります。腰痛予防の注意点と対策をご紹介します。

     

よい姿勢を保つ

猫背や反り腰など、姿勢の悪さは腰に負担をかけます。椅子の背もたれに寄りかかったり、腰を反りかえらせたりしないで、よい姿勢を保つことを心がけて座るようにしましょう。よい姿勢をたもつには腹筋などの筋力が必要なので、慣れないうちはクッションなどを使ってサポートしてもよいでしょう。
or2018.6.13 1.jpg<姿勢の注意点>
・あごを引く
・背筋を伸ばす
・深く座る(腰と太もものラインが直角になるのが目安)


生活習慣を見直す
・食生活の改善
腰痛の原因のひとつである肥満や冷え性は、バランスのよい食事で改善できます。カルシウムやビタミンB、Dは、骨粗しょう症などの予防にもなります。
・湯船につかる
入浴で血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれることは、精神的なストレスの解消にもつながります。ぬるめのお湯(40℃程度)にゆっくりつかるのがおすすめです。痛みがなければ、お風呂上がりにストレッチをするとさらに効果的です。
・喫煙は控える
ニコチンが椎間板に悪影響を及ぼすと言われています。できれば喫煙は控えましょう。


定期的に運動をする
筋力が衰えると腰を支える力が弱くなります。適度な運動で背骨や腰を支える筋肉を保つことで腰痛を予防できます。すでに痛みがある場合は悪化してしまうこともありますので、痛みが治まってからにしましょう。水中でのウォーキングは浮力で腰への負担が軽く、ハイキングやヨガなどもおすすめです。

      
最後に 
腰痛を予防する方法をいくつか紹介しました。普段から身体のバランスを意識して、こまめに体を動かすことが重要です。意識的にフットワークを軽くして、まずは運動不足から解消していきましょう。

             社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士