お知らせ

認知症を予防して健康寿命をのばそう!②

 前回から、認知症を予防して健康寿命をのばすために、認知症についての理解を深める知識や認知症予防への取り組みについて紹介しています。
今回は、認知症予防への取り組みとして、生活習慣の改善、日常生活の活性化、初期症状の早期発見について紹介します。

     
<生活習慣の改善>
or2021.3.27 1.png生活習慣の改善が、認知症の原因である脳梗塞や動脈硬化の予防に効果的です。
・運動習慣を身に付けましょう。
・栄養バランスのとれた食事、魚や野菜を多く摂り、塩分は控えめにしましょう。
・喫煙習慣がある場合は、禁煙が特に重要です。
・規則正しい生活を送り、睡眠不足や過度の飲酒に気をつけましょう。

     
<日常生活の活性化>
・今日の出来事を身近な人に話してみましょう。
・趣味、余暇、スポーツ、ダンスなどを楽しみましょう。
・クイズやパズルなどのゲームにチャレンジしましょう。
・旅行の企画、パソコン、調理、園芸などは、脳への刺激に効果的といわれています。

     
<初期症状の早期発見>
※あてはまる場合には早めに医療機関や専門の窓口に
or2021.3.27 2.png【認知症の初期症状】
・表情が乏しくなる。
・外に出たがらなくなる。
・身なりを気にしなくなる。
・同じ話を繰り返したり、ひとり言が多くなる。
・次にしようとすることが分からなくなる。
・いつも使うものの置き場所を忘れる。
・家族や知人の名前がすぐに出てこなくなる。

     
次回は、認知症予防のための運動について紹介します。

     
参考資料:理学療法ハンドブック シリーズ①健康寿命【日本理学療法士協会】

     
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士