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梅雨の季節の体調不良に注意!

看護師.png 『梅雨』のシーズンがやってきます。実は、梅雨の時期はとても体調を崩しやすい気候になっているのです。
今回は、梅雨の時期に現れやすい症状や、その対策を紹介します。

     
主な症状
●気温や湿度のばらつきによって自律神経の乱れが引き起こされ、その結果「体がだるい」「頭痛」「腹痛」といった症状が現れます。
●昼夜の気温差の大きさから、「冷え」や「肩こり」の症状が出たり、風邪をひきやすくなったりします。
●梅雨時は湿度が高くなり、その結果、普段よりも体内の水分が排出されにくくなり、体のむくみの原因になってしまいます。

     
対策 〜食事〜
om2021.5.31 1.png●体調不良で体力低下やだるさを感じる梅雨時には「ビタミンB群」を摂取するとよいでしょう。ビタミンB1・B2を多く含む食材の摂取は疲労回復に効果があります。
『ビタミンB1を多く含む食材』:玄米・発芽米・全粒粉パンなど胚芽付きのもの、豚もも肉、豚ロース肉、紅鮭など。
『ビタミンB2を多く含む食材』:魚介類、牛乳乳製品、卵などの動物性食品。納豆、緑黄色野菜、キノコ類など。
●気候の変化で身体機能が低下する梅雨の時期には、「体を温めるもの」を積極的に取り入れることをおすすめします。

     
対策 〜睡眠〜
om2021.5.31 2.png●梅雨の時期特有の寝苦しさには、夏の暑さと80%を超える湿度の高さが関係しています。
快眠のために最適とされる環境は「気温26℃以下」「湿度50~60%」です。エアコンを活用し、冷房で室温を26℃前後に保つと眠りやすくなります。つけっぱなしにすると体を冷やしてしまう原因にもなるので、タイマー機能を使って可動時間を調節することも大切です。また、除湿機能を使った湿度調整も有効です。
●湿気の多さは寝具にも影響をもたらします。布団が湿った状態になると、ダニやカビが発生しやすくなり、寝つきが悪くなるなど睡眠の質を下げる原因となります。晴れた時にはできるだけ布団を干して、日光に当てるようにしましょう。外に干す機会がなければ、窓を開けて換気をしたりエアコンで調整したりして、寝室の除湿をすることも重要です。

     
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部