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IBSって知っていますか?

om2021.7.30 1.png IBSとは『過敏性腸症候群』のことです
ストレスなどが原因で、慢性的に下痢や便秘、腹痛を繰り返す疾患のことで、ストレスの多い現代社会で急増している病気の一つであり、日本人の5~10人に1人がIBSに当てはまると推定されています。
IBSがほかの下痢や便秘と大きく違うのは、腹痛やお腹の張り、お腹が何となく気持ち悪い、お腹が鳴るといった腹部症状を伴うことです。


IBSの治療法
1.食事療法
下痢を繰り返している場合は、香辛料や冷たい飲料物、脂っこいものなどは避けます。
乳製品やアルコールも下痢の原因となる可能性があるので、控えたほうがいいでしょう。
便秘を繰り返している場合は、香辛料など刺激の強い食品は避けつつ、水分や食物繊維を多く摂れるような食事を心がけていきます。

     
2.運動療法
適度な運動は腸の働きを整える効果が期待できる他、気分転換やストレス解消にもなります。体操や散歩などの軽い運動を生活に取り入れましょう。

     
3.薬物療法
食事療法や運動療法で症状が改善しない場合は、医師による薬物療法が用いられます。

     
※IBSは、自己流の対処を続けているだけでは治りにくい病気です。医療機関で適切な診断と治療を受けることが大切です。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部