2021年9月14日
今回は、子どものスポーツ障害について紹介します。
<多く見られるスポーツ障害>
【骨端症】
骨端症は、成長期に出現する骨端軟骨が過度なスポーツ活動を通じて分離、遊離することです。
・内側型野球肘:投球動作の際に肘の内側が痛くなります。
・オスグッド・シュラッター病:ジャンプ動作など跳躍の際に膝の下の部分が痛くなります。
【腰椎分離症】
腰椎分離症は、発育期に体幹を反らしたり、捻じることを繰り返すことで発生します。同じ動作で腰に痛みが生じます。
早期に発見できれば元の状態に骨を癒合(骨がくっつく)させることができますが、時間が経過して重症化すると、癒合に時間がかかるだけでなく癒合する確率も低下します。
次回は、代表的なスポーツ障害の予防についてお伝えします。
参考資料:理学療法ハンドブック シリーズ⑤スポーツ【日本理学療法士協会】
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士