お知らせ

だ液腺マッサージってなーに?

 加齢に伴い、だ液の分泌量は減少していきます。特に薬を服用している人は、内服薬の副作用などでさらにだ液が少なくなり、口の中は乾燥しやすくなってしまいます。
だ液の分泌を促すために、だ液腺を刺激することを、だ液腺マッサージといいます。口内の乾燥を防ぐために、だ液腺マッサージをおすすめします。

     
【だ液腺マッサージの効果】
口の自浄作用が働く
 →絶えずだ液が分泌されることで、口の中の食べ物や歯についた汚れを流してくれます。
口の中の乾燥が改善できる
 →口の中を清潔に保つことで、発熱、誤嚥性肺炎、認知症などの病気を予防できる可能性があります。口から食べ物を食べられることで、免疫力の向上や脳の活性化につながります。
・だ液は1日で1~1.5ℓも分泌され、口の中の虫歯予防などの効果があります。
・口の周りの筋肉の緊張がほぐれ、口が開きやすくなります。
・食べること、飲み込むことや、会話がしやすくなります。

     
【やってみよう!だ腋腺マッサージ】
口の中にだ液腺を刺激するポイントが3つあります。耳の付け根あたりにある「耳下腺」、あごの骨の内側にある「顎下腺」、あごの先のとがった部分の内側、舌の付け根にある「舌下腺」の3つがあり、その3カ所をマッサージすることで、だ液の分泌を促進させます。
マッサージは、痛くない程度の力でやさしく押してみましょう。
皆さんも食事の前に、耳下腺・顎下腺・舌下腺をしっかり刺激してあげてください。食事前にマッサージすると、誤嚥性肺炎の予防にも効果があります。
よく噛んで食べて、しっかり栄養を吸収して、元気に過ごしましょう。

     

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①耳下腺マッサージ
耳たぶのやや前方、上の奥歯あたりのほほに人差し指をあて、指全体でやさしく押します。
5~10回繰り返します。

     
②顎下腺マッサージ
顎下腺は、あごの骨の内側のやわらかい部分です。
指をあて、耳の下からあごの先までやさしく押します。
5~10回繰り返します。

     
③舌下腺マッサージ
舌下腺はあごの先のとがった部分の内側、舌の付け根にあります。
下顎から舌を押し上げるように、両手の親指でグーッと押します。
5~10回繰り返します。

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