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スギ花粉症の舌下免疫療法

 om2019.4.1 1.pngスギ花粉症は、スギ花粉が原因となっておこるアレルギー疾患です。主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのつらい症状を伴い、日常生活の様々な場面で影響を及ぼすことがわかっています。
これまでのスギ花粉症に対する、アレルゲン免疫療法は皮下に注射する「皮下免疫療法」だけでした。しかし、最近では、舌の下に治療薬を滴下する「舌下免疫療法」の治療方法も効果が期待されています。

     
アレルゲン免疫療法とは
アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、身体をアレルゲンに慣らし症状を和らげる治療法です。
アレルゲン免疫療法には「皮下免疫療法」や「舌下免疫療法」があります。
皮下免疫療法
皮下に注射する治療法で病院で行われています。注射であるため痛みを伴い、更に治療のはじめは徐々に増量するため、頻回に通院が必要となります。
舌下免疫療法
舌下に治療薬を投与するため、皮下免疫療法のような痛みがなく、自宅で服用できます。しかし、服用量や服用方法、副作用に対する対応など、患者さんの理解が必要な治療法です。

     
om2019.4.1 2.pngスギ花粉症の舌下免疫療法
12歳以上の患者さんが治療を受けることができます。
服用期間
1日1回、少量から服用をはじめ2週間は徐々に増量し、その後決まった量を数年間服用します。
服用方法
舌の下に滴下し2分間保持したあと飲み込みます。毎日服用します。
副作用
口内炎や口の中の腫れ、のどのかゆみ、耳のかゆみ、頭痛などの副作用があらわれる恐れがあります。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部