お知らせ

家庭での血圧測定のすすめ

家庭血圧を正しく測定し、健康管理に役立てましょう!
看護師.png 高血圧は、患者数4300万人という日本でもっとも患者数の多い生活習慣病です。
高血圧は症状がわかりにくいため、血圧が高いことに気づかなかったり、知っていても放置されがちです。しかし、高血圧状態が続くと、血管が硬く狭くなり動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などを引き起こす危険性が高まります。
これらを防ぐためにも血圧を毎日測定し、自分の血圧変化を把握しておくことが大切です。
近年の高血圧治療では、病院・クリニックなどで測る血圧(診察室血圧)と、自宅で測る血圧(家庭血圧)との間に差がある場合は、家庭血圧が優先されるようになっています。家庭血圧を正しく測定し、日常の血圧を記録し、健康管理・生活改善に役立てましょう。
また、健康診断の機会やかかりつけ医受診の際に、医師に見せるようにしましょう。

     
高血圧とは
   【診察室血圧】  【家庭血圧】
 上 140mmHg以上  135mmHg以上
          または
 下  90mmHg以上   85mmHg以上

     

om2021.8.24 1.png家庭血圧の測定方法
血圧は一日のうちに、トイレ・食事・会話などちょっとした刺激で何度も変動します。特に高齢になって血管が硬くなると、わずかな刺激が血圧の変動となるので、普段から同じ時間・同じ条件で血圧を測定することが大切です。
〇朝晩それぞれ決まった時間に1回ずつ上腕(常に同じ側の腕)で測定する。
・朝:起床後排尿をすませ1時間以内に、食事や服薬の前に測定する。
・晩:就寝前、食事・服薬・排尿をすませて測定する(食事や入浴の直後は避ける)。
〇測る時、下記の姿勢を守る。
・椅子や正座やあぐらなど日常の座った姿勢で、1~2分安静にした後、上腕 に腕帯をピッタリ巻く。
・血圧計本体はテーブルの上に置き、測る腕の高さが心臓の高さになるようにする。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部