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2008.10.1 10月号施設長のひとりごと

東北ブロック研修会会場.jpg 先日、身体障害者療護施設職員の東北ブロック研修会に参加してきました。東北6県の各施設が参加する職員研修会で年に1回、約200名が参加する研修会です。
その中で、記念講演があり、今回は細川佳代子氏(細川元総理の奥様)を講師にお招きして「可能性への挑戦」という演題で講演していただきました。
 細川氏は、認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本の名誉会長で1994年にスペシャルオリンピックス日本を設立しました。その後、知的発達障害のある人の自立と社会参加を日常的なスポーツを通して実現する活動を行なっており、2005年2月に長野市で開催された「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」会長を務められました。

 皆さんは、「スペシャルオリンピックス」という名をご存知でしたでしょうか?私は、「スペシャルオリンピックス」という名は聞いたことがありましたが、詳しくは知らないという程度でした。
 講演の中で、細川氏は自分がスペシャルオリンピックスを初めて知ってから、現在までの取り組みを実体験を踏まえて話をしてくださいました。細川氏の話は、参加している職員すべてが聞き入ってしまう大変すばらしい話で、参加者の中には話を聞きながら、涙を流す職員もいました。
私も大変感動した1人です。その中でも、印象に残った言葉は、大会参加にあたって、とても大切なこと、
「昨日の自分に今日勝つこと」
「人に勝つことではなく自分に勝つこと」
でした。この大会では、全員決勝に行くことができ、1グループ8人で、全員表彰台に上がれます。3位以内に入ってメダルをもらえる、もらえないではなく、自分の可能性に向かって、全力で進むことがもっとも大事なことだということをあらためて知らされました。

と、今回の研修の感想をお話させていただきました。

しかし!この研修会に関して、実は重大なことがこの他にもあるのです。
なんと次回(来年)の研修会の事務局を当さくら館が担当することになったのです。年明けには準備を始めなくてはならないというスケジュールを知らされ、道のりが長いと感じる自分に勝たなくては。と言い聞かせる今日こ
の頃です。


身体障害者療護施設 南東北さくら館
施設長  佐藤 智洋