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2008.10.15 橋本顧問のひとりごと 10月号

黄金色の田園風景〜ケアハウス屋上より撮影.jpg「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉通り、彼岸にお墓参りに出かけたときにはまだ青かった稲が、ここに来て急に朝夕が冷え込み始め、先週実家へ出かけたら稲穂も黄金色に染まっており、すでに稲刈りも始まっていて、秋到来の節となってきた感がする。10月は1年で一番良い節で、昔から食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋と云われるくらいである。
 郡山は商工業が盛んだが、まだまだ農業生産に頼るところは大きく、豊作という言葉で、経済活性化に結び付くことになる。しかし、今年の稲作に関しては早稲(わせ)(ひとめぼれ)の開花の時期は、天候に恵まれ順調に生育したが、今人気No.1の「こしひかり」については開花時期に長雨にたたられ1週間位遅れているが、今年も美味しいお米が収穫出来ることを期待する。
今国内では、事故米が話題になっているが、美味しいお米がとれ地産地消での消費拡大に結びつけ、そして美味い酒も作って欲しいものだ・・・。
当福祉センターの周辺も一面黄金色となり、刈り取り間近の感じがする。そんな中で、今年も食欲の秋を満喫する芋煮会を計画している。利用者様とその家族の皆方々が合同に会し、それは盛大な行事で秋のメインイベントの一つでもある。また、南東北グループの職員による大運動会が10月13日(月曜日)の体育の日に行われ、スポーツの秋を堪能する時季でもある。
 反面、これらに託け(かこつ)飲酒の機会も多くなる。普段の百薬の長が時によっては、自分自身を失い皆に心配をかける事にもなる。
 今年こそはと、この時期決断するも優柔不断な私には、判っていても止められないほど、酒は友であると同時に悪友にもなる。今夜もこんな事を考えながら、月夜を眺めながら一杯を楽しむ・・・「なぁ〜酒よ。たまには俺を見守ってくれ・・・。」
 むずかしいな〜!!
たわわに実った稲穂.jpg
お米の豆知識
コシヒカリ〜稲の品種の一つ〜
米の粘りが強く食味に優れている品種である。栽培上は倒伏しやすく、「いもち病」などの病気に弱いなどの欠点がある。産地品種銘柄の中では、新潟の魚沼産が有名である。
コシヒカリは日本全国で作付けされ、コシヒカリの美味しさを引継ぎ、それぞれの地域にあった品種が作られた。コシヒカリの子にあたる品種は、あきたこまち・ヒノヒカリ・ひとめぼれなどがある。

ひとめぼれ〜稲の品種の一つ〜
良食味と耐冷性を併せ持つ品種の育成を目的として、コシヒカリと初星との交配から育成を開始。大冷害で大きな打撃をうけたササニシキの転換品種として作付け面積を伸ばす。また、栽培が容易で、寒冷地以外でも作付られるようになり、味については柔らかく冷めた時点でもおいしいのが特徴との評価がある。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
顧問 橋本静昌