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2008.12.18 高齢者の転倒予防について

総合南東北福祉センターのリハビリテーションスタッフからのお知らせです。

1.なぜ転倒予防が大事なの??
   高齢者が介護を必要とするようになった要因として、転倒・骨折、それにより活動量が低下してやがては寝たきりになってしまう等が多く挙げられます。そのため、現在の日常生活を維持するためにも転倒予防がとても大事です。

2.なぜ転倒が高齢者に起こりやすいの??
転倒の要因として、加齢による身体の変化や病気によるもの、住環境など様々なものが挙げられます。ここでは、様々な要因の中でも改善することができるものとして、加齢による筋骨格系の変化について述べたいと思います。骨格筋の量は加齢とともに減少します。筋肉を支配する運動神経も減少し、その結果、筋力の低下が生じます。それによりつまずきやすくなったり、つまずいた時に身体のバランスがうまくとれなくなったりして転倒してしまうのです。

3.なぜ身体の中心(以下、体幹とする)を鍛えると
転倒予防ができるの??
   立っている人の身体を全体的に見ると、地面に両足がつき、その上に骨盤、胴体がのって、さらにその上に首、頭がのっているのがわかります。もちろん、地についている両足がしっかりしていればバランスもうまくとれるでしょう。ただ、一番バランスをとるのに重要な部分は体幹なのです。バランスが崩れた際、体幹でバランスをとり、それで間に合わない時は足を出したり手を出したりしてバランスをとっています。手足は体幹を基盤として動かすため、体幹を鍛えることが大事だとわかります。

転倒予防体操というものがあり、体幹を鍛えるものを選んでご紹介したいと思います。

ワンポイントリハビリ〜転倒予防体操の仕方〜