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2009.2.9 施設長のひとりごと2月号〜佐藤智洋施設長〜

2月3日は言わずと知れた節分。私の記憶の中では、節分といえば「鬼はそと、福はうち」の「豆まき」が定番でしたが、ここ最近(10年位前から?)は「恵方巻き」を食べる風習が定番になってきたような感じを受けていました。
 そして、今年も節分の時期になり「恵方巻き」のテレビCMなどが放送されたため、気になった私はインターネットでルーツを調べてみました。

恵方巻き 今年の恵方を向いて無言でかぶりつく ご存知の方もいると思いますが「恵方巻き」とは、もともと西日本にあった風習だそうです。それが全国に広がったのは、皆さんの良く知っているコンビニエンスストアの戦略が関係しているとのことでした。あるコンビニの社員が新しい商品を売り出そうとしたときに、西日本の風習であった「恵方巻き」を広めようと思ったそうです。そして、売り出したところヒット商品になり、その社員が転勤で各地方をまわりながら各地で「恵方巻き」の販売を展開したところ、各地域に受け入れられ、結果的に全国的な広がりをみせたということです。(多少の違いがあるかもしれませんが、その際はご了承ください)

ここまでの話では「なるほど」と思うわけですが、実は、もうお馴染みであるコンビニの「おでん」やコンビニで注文できる「おせち料理」なども、このコンビニの意図的な戦略だったそうです。ここまで知ると「なるほど」を超えて「すごい」の一言。
情報化社会と言われる現在「うわさ」や「口こみ」というだけではない「情報」というものをきちんと知るということが、改めて大切なんだと感じました。


身体障害者療護施設 南東北さくら館
施設長 佐藤 智洋