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2009.8.18 介護劇シナリオシリーズ第1の場面「何しにきたんだっけ?」

このシナリオは、総合南東北福祉センター第16回市民公開講座 第1部の介護劇で行われた内容です。全4場面の第一の場面です!!

日和田一郎さん85歳  日和田ハナさん83歳は夫婦二人暮らしです。
今日は夏を想定した場面になっています。

第1の場面「何しにきたんだっけ」

ナレーター:ハナさんお掃除をしている、一郎さん新聞を読んでいるという場面から始まります。
ハナ:今日はいい天気だわねー、おじいさんはなーんにもしなくても良くて全くいいわね。
   あたしなんか、腰も痛いのに・・・
   なんだかノドかわいたわね   水を飲みに台所に行こうとする
一郎:ばあさん、ちょっと背中がかゆくて、ここ掻いてくれ、ここここ・・・
ハナ:自分で掻いてくださいよ、私は忙しいんだから・・・、
    全くしょうがないわね・・・
一郎:あーすっきりした ありがとう!!
ハナ:あら あたし何をしようと思ってたのかしら・・・
   あっ、水だ・・・


ナレーター:皆さんへの問題です!!
 はい、みなさんこれは普通の物忘れでしょうか。それとも認知症の物忘れでしょうか。普通の物忘れだと思う方手を上げていただけますか。それでは認知症の物忘れだと思うかたてをあげていただけますか。
  水を飲みに行こう  こここ・・・掻いてくれ〜


答え:これは普通の物忘れです。
「何しにきたんだっけ?」これは良くありますよね、私も良くあります。
ハナさんはここで後ですぐ思い出していますので、これは単なる物忘れと考えていいと思います。


では次の場面をお楽しみに!!