過去の記事

2009.9.10 ワンポイントリハビリ〜変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)〜

ワンポイントリハビリ

変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)について

原因と症状
膝が痛い!!膝関節の老化や使いすぎによって負担から、膝が腫れたり、痛んだりする原因の一つに「変形性膝関節症」があります。60歳以上の肥満体型の女性に起きやすく、畑仕事等の肉体労働や正座を長くしてきた生活スタイルの人に多く見られます。
主な症状は、立ち上がりや歩き始め、階段昇降での膝に感じる「痛み」や、「違和感」「腫れ」です。悪化すると関節変形が起こってきます。

対処法
治療方法としては医師の診断による「薬物療法」「理学療法」「外科的治療」などがありますが、生活改善も大きなポイントになります。
対処の基本は『膝への負担を軽くすること』です。痛みや腫れを軽減させる対処法には以下のものがあります。

1.洋式生活に変える
正座や和式トイレを避けるようにし、和式から洋式生活に変えます。
体重が!!
2.体重を減らす
肥満体型を改善。標準体重を目標に運動や食事で減量をします。 
※標準体重=身長(m)×身長(m)×22

3.膝・腰まわりの筋肉を鍛える

4.杖を使う
杖を使うことで膝にかかる負担を軽くし、膝の痛みを和らげます。

5.膝サポーターの利用
膝の痛みは気候や気温にも影響をうけやすいです。冷えないようにサポーターを使用し、保温・ま散歩 walkingた、支柱付きのタイプであれば、関節保護にもなります。一般のスポーツセンターにも市販されています。様々なタイプがありますので、お店のスタッフに相談して下さい。

6.散歩
足・腰の筋肉を鍛えるために、適度なウォーキングをお勧めします。目標は1日5000歩。万歩計をつけて意識するとよいでしょう。暑い季節には水分をとるのも忘れないようにしましょう。

膝の痛みが強い、腫れているような場合は、すぐにかかりつけの医師または、専門の医師に相談して下さい。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
リハビリテーション科