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2009.9.2 総合南東北福祉センターシナリオ風介護劇シリーズ第三の場面「冷蔵庫から財布!?」

総合南東北福祉センター 介護劇シナリオシリーズ!!
シナリオ風介護劇シリーズは、8月1日(土)に総合南東北福祉センターの第16回市民公開講座で行われた介護劇のシナリオです。 

第三の場面 「冷蔵庫から財布!?」
一郎さんが財布を捜している場面から始まります。
おじいさんの財布はどこかな・・・?
一郎:ばあさん、ばあさん、俺の財布見なかったか?
ハナ:見ませんでしたよ
一郎:一緒に探してくれ、俺の財布は年金の頃になると足はえてどこかに行っては、あとから戻ってくんだ。
ハナ:まったく、おじいさんたら、この間もめがね、めがねって探したばかりじゃないですか!?
   そしたら、頭につけていたでしょ、
   だめですよ、見つかりませんよ、きっと家の中からそのうち出てきますよ・・・ 。
俺の財布はどこだ?一郎:そうかー?
一郎:きっとあいつが、買い物に行くのに俺の財布もっていったんだ。(独り言)
ハナ:私、夕飯の支度しなくちゃ
ハナ:今日は、お魚とお昼ののこりの煮物にしましょう
ハナ:冷蔵庫を開けると、財布を見つけ、「あった、これ爺さんの財布」
一郎:「俺の財布」
ハナ:全くなんで財布を冷蔵庫に入れるんだい
冷蔵庫にあった!! なんで冷蔵庫の中に財布が・・・?一郎:いや俺はそんなところに入れないよ、俺は冷蔵庫にはビールしか入れないもん!!
    お前だろう!
ハナ:爺さん(怒る) くそじじい

ナレーター:
Q:冷蔵庫の中からお財布が見つかりました。皆さんこれはどちらだと思いますか。普通の物忘れだと思う方。認知症の物忘れだと思う方。
A:そうですねこれは「認知症による物忘れ」ですね。冷蔵庫にお財布は入れませんよね。そこのところの判断が出来なくなってきていることでこれは認知症による物忘れといえます。

次回、総合南東北福祉センターシナリオ風介護劇 最終回!!第4の場面をお楽しみに!!