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2009.9.9 総合南東北福祉センターシナリオ風介護劇シリーズ第四の場面「行ってくるからね!!」

総合南東北福祉センター第16回市民公開講座

総合南東北福祉センター 介護劇シナリオシリーズ!!
シナリオ風介護劇シリーズは、8月1日(土)に総合南東北福祉センターの第16回市民公開講座で行われた介護劇のシナリオです。今回の第四の場面で「認知症と物忘れの違い」のシナリオ風介護劇は最終話となります。認知症と物忘れの違いをお判りいただけましたでしょうか?さらに詳しくお知りなりたい方は、お近くの介護予防支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネジャーなどにお気軽にご相談ください。
 では、シナリオ風介護劇「認知症と物忘れの違い」最終話をお楽しみください!!
外出のために着替え中・・・
第四の場面 「行ってくるからね!!」
一郎さんが外出の支度をしている
一郎:今日は山新に○○を買いに行ってくるよ
ハナ:自転車、車に気をつけてくださいね
支度をするが、暑いのにジャンバー、コートか帽子をかぶる
一郎:行ってきまーす(にこやかに出かける)
ハナ:じいさん、なにその格好、ちょっと待って・・・
   自転車に乗り鼻歌を歌いながら出かける。ハナ追いかける。
ハナ:じいさーん待って〜!!
行ってくるからね〜 自転車
ナレーター:
はい!!ありがとうございます。
Q:みなさん、これはいかがでしょうか?普通の物忘れでしょうか?それとも認知症の物忘れでしょうか?

A:そう。これは、「認知症の物忘れ」ですね!!
これは、季節の感覚がなくなっているということです。この劇では大げさな格好をしていますが、認知症になってきますと「服の季節感や服の順番」「下着の前、後ろ」はもちろんのこと、「下着が上だったり、上と下がちぐはぐだったり」というような行動が見られてきます。これは明らかに認知症と言えます。

以上で介護劇は終わりになりますが、一郎さんハナさんありがとうございました。
皆さん役者さんに拍手をお願いします・・・。
認知症の物忘れと普通のもの忘れの違い分かっていただけましたか。楽しんでいただけましたか。
 不安に思うことがあれば、お近くの地域抱活支援センターやケアマネジャー、お医者さんに早めに相談してください!!