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2009.10.16 橋本顧問のひとりごと 平成21年10月号

秋の夜長の百薬の長と秋の音色

10月は、スポーツ、食欲、読書の秋として1年で最良の気候と云われているが、今年はどうなる風邪 a hippopotamusやら・・・。梅雨入り宣言はしたものの、梅雨明けのないまま夏が過ぎ、秋が到来した。そんな中で招かざる客として春先から流行していた新型インフルエンザがここに来て大流行の兆しが見え隠れしている。この時期は、どこでもいろんな催しを計画していたが、中止をせざるを得ないところも出ていると聞かれる昨今である。
 そんな中、総合南東北福祉センターは、これに関しては当初から予防と対策を一丸となって取り組み、事あるごとに「手洗い」「うがい」の徹底を図っているので発病者は出ていない。しかし、これからが流行期であり、以前に増して予防に心掛けが重要になって来る。所詮は、各自の意識の問題に尽きる。従来なら秋を満喫する祭りや運動会、スポーツ大会等で心身共にリフレッシュ出来るところだが、今年はどこか一抹の不安が漂い元気が見られない。インフルエンザの予防も大事だが、健康な体が一番の予防になると私は考える。
秋の夜の音楽会そこで、私の健康法が出番となる!!
一日の疲れを癒し、明日の活力を補う妙薬が秋の夜長の一杯で、百薬の長(酒)として今夜も庭で奏でられる鈴虫の音を肴にたしなんでいる今日この頃である。

※我が家には、3年前に知人からもらった鈴虫を飼育しており、毎年春先から孵化が始まり、虫籠からはみ出すほどたくさん孵った。所詮篭の中での交配のため、鳴き声が従来のように聞かれなくなったので、自然(庭)に返したら一週間後当たりから「リーン、リーン」と鈴虫の大合唱が始まった。今では、素晴らしい音色が庭の自然を中心に秋の夜空に響いている。

インフルエンザの予防のために!!
インフルエンザ予防「正しい手洗い方法」
インフルエンザ予防「正しいうがいの仕方」

鈴虫(スズムシ Homoeogryllus japonicus)
鈴虫 Homoeogryllus japonicus体長2cm前後の大きさで、日本の本州、四国、九州、伊豆三宅島、種子島や台湾、中国に分布している。スズムシは羽化後の1週間は4枚の翅(はね)をちゃんと持っているが、他の昆虫と違い後の翅が退化しているので飛ぶことは出来ません。そのため、オスのスズムシは、鳴きやすいように自ら後の翅を落とし、前の翅をこすり合わせて鳴き声を響かせます。また、鳴くのはオスのスズムシのみでメスのスズムシは鳴くことが出来ません。
 スズムシの鳴き声は、電話で相手には聞くことが出来ないと云われています。皆さんも試してみましょう!!
翅(はね):鳥や虫のはねの意

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
顧問 橋本 静昌