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2010.1.22 ワンポイントリハビリ 認知症シリーズ!! 自宅で出来る認知症予防運動

ワンポイントリハビリ 認知症シリーズ!!
物忘れ・認知症予防のために

 認知症とは、後天的な脳の病気により正常に発達した知能機能が全般的にかつ持続的に低下し日常生活に支障を来たした状態を言います。
認知症の発症率は高齢になるほど発症率が高くなり、65歳以上では5〜7%ですが、85歳以上では25%(4人に1人)と高い発症率を見せています。
これまでの研究から、認知症を予防するために「脳を健康にすること」、「脳を鍛えること」により、認知症に強い脳を作ることの重要性が示唆されています。そのためのポイントとして以下の点が挙げられております。
1.運動(特に有酸素運動がいいと言われています)
2.栄養をバランス良く(特に野菜・果物・魚を食べる)
3.気分転換(楽しめることを続ける・趣味活動など)
4.うっかり防止の一工夫(日時の意識付け、メモの利用など)
今回は、『運動』にポイントを当て、自宅で出来る運動を4つご紹介致します。

【1】指折り
指折り
両手または片手ずつ、指を順に折っていきます。

【2】ももたたき
ももたたき
手の平側でももを素早く軽くたたきます。

【3】前腕回し
前腕回し
ももを手のひら、手の甲でそれぞれ交互にたたきます。

【4】腕振り
腕振り 腕振り
素早く腕を交互に振りましょう。

必ず息を止めずに行い、各30回、声に出して数を数えましょう。


ワンポイントリハビリ 認知症シリーズ!!
認知症とは!?平成21年12月9日掲載
脳を鍛える4つの方法平成21年12月18日掲載
頭を使い、座っていながら簡単に出来る運動平成21年12月29日掲載

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
作業療法士 渡部祐介