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2010.10.26 橋本顧問のひとりごと〜ガンバレ!!ひこうきぐも 胴体着陸隊!!〜

 10月の声を聞き、ようやく夏日から解放されるとともに総合南東北福祉センター周辺の田園も黄金色一色となった。あちこちから、コンバインによる稲刈り風景が見られ、ここに来てようやく秋を感じる節となる。今年は春先の低温と長雨で心配された作柄も梅雨明けと同時の異常気象のお陰で、ここに来て豊作の兆しも見え、収穫の秋が楽しみのように感じられる。
 秋と云えば、スポーツ、食欲、文化とイベントも目白押しで、総合南東北福祉センターも文化祭を控え、各事業所でも準備に余念がない。その一つに、利用者さんによる楽団が結成され、文化祭に皆様にお披露目すべく目下猛特訓を行っているので、今回はこれを紹介します。
紙飛行機 Paper plane 紙飛行機 Paper plane 紙飛行機 Paper plane
 楽団名を「ひこうきぐも 胴体着陸隊」と名付けました。その経緯は、隊員の皆さんは機能回復訓練中で、自分達で何かを作り上げることの手段として音楽を選んだのが結成の動機とのことです。訓練による機能回復と仲間作り、そして好きな音楽と一石三鳥で、現在7人のメンバーで、ハーモニカ、エレクトーン、カスタネット、鈴、歌い手、そして指揮者も誕生しています。
 ここまで来るのは一朝一夕では出来ませんでした。幸いにも施設には音楽を嗜んだ利用者さんがおり、その利用者さんの指導を根気よく定期的に指導していただいたのと、リハビリスタッフの側面からの応援があったからこそであります。今日も発表会を前に、黙々と練習に励み、一生懸命の姿は多くの利用者さんに感銘を与え、「やれば出来る」と云う勇気を植え付けられるのではないでしょうか。
 文化祭のアトラクションでは、素晴らしい演奏と歌が聞かれる事と、今から楽しみにしている一人であります。と云うことで、今回は百薬の長の話は、無事成功した暁に、乾杯を兼ねていただくその日まで慎むことにする。

ガンバレ!!

ひこうきぐも 胴体着陸隊!!

飛行機雲 Contrail※楽団名は利用者さん達で名付けました。
命名の由来
 ひこうきぐも:自分達が歩んできた軌跡(人生)を飛行機雲に例えました。
 胴体着陸隊:健常者のように物事はいかないことを飛行機に例えました。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
顧問 橋本静昌