過去の記事

2010.10.7 坂井施設長のひとりごと2010.10月号

 先日、認知症対応型の管理者の研修に参加して参りました。
 グループ演習で『自分が認知症になったら、又は一人暮らしになったら、どのようにしてもらいたいですか?』というテーマで話し合いました。まず、一人で紙に思いつくまま書き出しました。私は、
1.家族が大好き。子供や孫にきてもらいたいなあ。
2.今の私の状態をわかってほしい。望んで物の名前や同じことを繰り返し聞いているわけではない。やさしくしてほしい。
3.子供に迷惑はかけたくない。自分で身の周りのことや家事はやりたいと思っている。でもできない。だから、できない所は手伝って欲しい。
4.今までのやってきた趣味をできれば続けたいなあ。だって昔楽しかったもの。あの頃のことを思い出すことができるもの。
 等次々に書き出しました。その後残りのメンバーと出し合いましたが、同じような内容でした。立場は別でも、年齢が違っても、男も女も、今も昔も、人がどう生きていくか又暮らしていくかは同じだと感じました。
改めて、施設であっても在宅支援の事業所でも、本人の自立支援のために役割を果たしていかなければならないと思いました。どのような暮らしをしたいかはなかなか教えていただけるものではありません。自分がその立場であったらと考え、お話を聞くことが大事だと思います。そして、利用者様とご家族様と一緒に問題を解決していくことが大切なのではないでしょうか。あそこに相談したい。使いたいと思えるような施設つくりに努めてまいります。宜しくお願いします。地域の皆様に『梅沢に行きたい』と言っていただけるように・・・

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
特別養護老人ホーム 南東北ロイヤルライフ館
施設長 坂井貴子