2011年2月28日
ワンポイントメディカル
お口の中にいつの間にかあらわれる厄介者!?
口内炎(こうないえん)
口の粘膜の小さな傷に、雑菌が繁殖してできる口内炎。しかし、傷があれば必ずできるものではありません!!
口内炎とは?
口の中の粘膜に起こる炎症を、まとめて口内炎といいます。
口の中の粘膜であれば、頬の内側や唇の内側、歯ぐき、舌などどこでもできます。
口内炎の原因
1.口の中への刺激や傷
口の中の粘膜が傷つくと口内炎を引き起こす原因になります。硬い食べ物を食べる時はゆっくりと、歯みがきは優しく丁寧にしましょう。
2.寝不足やストレスなど
身体の免疫力が低下すると、口の中に傷ができやすくなったり、細菌が繁殖しやすくなり、口内炎を引き起こします。自分なりのストレス解消法を身につけることが大切です。
3.偏った食生活
偏った食生活では、栄養のバランスが崩れて、口の中の粘膜の抵抗力が弱くなり、口内炎の原因となります。栄養のバランスのとれた食生活を心がけましょう。
4.アルコールやタバコ
アルコールやタバコが原因で粘膜の免疫力が低下し、口内炎になりやすくなります。
どちらも控えめにすることが大切です。
口内炎ができてしまったら
1.口の中を清潔にする
治療の基本は口の中を清潔に保つことです。食事の後は必ず歯みがきを心がけましょう。歯磨きができないようならば、うがいだけでも行いましょう。
2.刺激物を避ける
辛いものや味の濃い物、熱い物など、刺激の強い食べ物、飲み物はさけましょう。
3.ビタミンB群を摂取する
口の粘膜の修復に必要なビタミンB2やB6、葉酸を摂取しましょう。モロヘイヤや紫蘇(シソ)、キャベツなどにビタミンB群が豊富に含まれています。
4.薬を上手に使う
ステロイド入りの塗り薬や貼り薬などを使って、早めに直すことも大切です。短期間で口内炎を繰り返すような場合は、体質改善法として漢方が有効なこともあります。
口の中は特に痛みに敏感です。口内炎が長引くと体調不良が続く恐れもあります。口内炎にならないために口の中の清潔を保ち、できてしまったら早く直す工夫をしましょう。
財団法人脳神経疾患研究所 附属総合南東北病院(福島県郡山市)
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南東北医療クリニック口腔外科
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