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2011.4.27 橋本静昌顧問のひとりごと2011年月4号 東日本大震災から1ヶ月・・・

 平成23年3月11日(金)14時46分、マグニチュード9.0の東日本大震災において、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 私共の総合南東北福祉センター(福島県郡山市)も大きな被害を被りましたが、何より利用者様に一人の怪我人も出なかった事に安堵したところです。あれから一ヶ月が経過し、被災地からは復興に向けての土音(つちおと ※1)が伝えられ、一日も早い復旧が待たれる今日です。しかし、未だに続く余震には気がゆるめない日々が続いているのも事桜の花びら Petal of cherry blossoms実です。そんな中でも桜が咲き始め、例年だと総合南東北福祉センターの各事業所が挙って開成山公園(福島県郡山市)に繰り出す時季ですが、今年は東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故により総合南東北福祉センター全体が自粛ムード下にありましたが、こんな時だからこそ少しでも利用者様の心の慰めとなるようにと近隣での桜見物を実施し、これが利用者様に好評を博しました。
 さて、我家でもこの東日本大震災では案に違わず家の内外と調度品や書籍棚などが破損し、片付けに数日を要しました。また、方々からも安否やお見舞いの連絡などもいただいたところです。特に福島第一原発事故による放射能汚染が話題になりました。そんな折、宅急便も再開されて娘達より、救援物資と孫からの励ましの便りには何物にも代えられないありがたい贈り物でありました。以来今も飲料水が届けられ、その都度家内は孫達との会話を楽しんでいる様子が伺えるが、何はともあれ一日も早く余震が治まり震災以来ご無沙汰となっている「百薬の長」をゆっ〜くりと桜の下で花見酒を嗜みたいと思う今日この頃である。

※1:昔は工事などしているときに聞こえる作業音のことを土音(つちおと)と言った

社会福祉法人 南東北福祉事業団
顧問 橋本静昌