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2011.7.23 佐藤施設長のひとりごと 2011年7月号‐2 人とのつながり

 3月11日の東日本大震災から4か月が過ぎました。
ある番組で取り上げられていた話題ですが、東日本大震災をきっかけに結婚を決めた人が増えたそうで、「震災婚」と言うらしいです。
また、既に結婚している夫婦の間でも、「お互いを見直(尊敬)した」という人が多かったという調査結果があるそうです。この他、人とのつながりをより一層大切にするようになった。働き方を見直した、リスク対策を見直した。など、今回の震災は、様々な面で見直すきっかけになったことは間違いないと思います。
 私自身、今回の震災を通して、人と人とのつながりの重要性を肌で実感しました。今回の緊急事態に職員は対応マニュアルも決まっていない状態で、それぞれが協力し合い、その時を乗り越えたことは、職員同士のつながりがあったからこそだと思っています。しかし、総合南東北福祉センターも震災の影響で様々な箇所の修理が必要であったり、対応面での見直しを図ることになりました。
まだ、震災後の対応や原発事故問題など事態の終息には相当の時間がかかると見込まれるのは必至です。
しかし、人とのつながりが絶えない限りは必ず元の状態に戻れると思っています。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
障がい者支援施設 南東北さくら館
施設長 佐藤智洋