2011年8月15日
ワンポイントリハビリ
それってひざの痛み・・・!?
変形性ひざ関節症の痛みには、関節症そのものによる痛みと、痛みで活動が制限され筋力が低下したことによる痛みがあります。薬物療法などにより痛みが改善したとしても、筋力低下が改善しなければ関節症がさらに悪化してしまうことになります。
変形性ひざ関節症の治療においては、痛みの軽減とともに筋力低下を予防するための運動療法が大切です。運動療法としては筋力訓練、ストレッチングやウォーキングなどが効果的です。今回は自宅でできる運動療法をいくつか紹介します。
1)筋力訓練―脚上げ体操
太ももの筋肉をきたえます。
片方の膝を直角に曲げ、もう片方の膝は伸ばしたままで床から10cm上げ5秒間静止します。
これを20回繰り返します。
2)太ももの裏側のストレッチング
太ももの裏側のストレッチです。
伸ばそうとする側の膝を伸ばして座り、背筋を伸ばしながら体をゆっくり倒し10秒間静止します。
3)ウォーキング
歩く時の痛みが軽度であればウォーキングを行います。
1回20〜30分間、1週間に3〜5回行います。
運動靴を履いて平地を歩きます。坂道や階段は極力避けましょう。
年だから仕方ない!と諦めていませんか?適切な診断・対処によって痛みが緩和し、できる事が増えてきます。
膝の痛みを完全に治すのは難しいですが、ちょっとした工夫で緩和されます。ゆっくり上手に付き合っていきましょう。
それってひざの痛み・・・!? 変形性ひざ関節症チェック項目はこちら!!