2011年9月14日
ワンポイントリハビリ
何だか体がだるい、疲れている…そんなことはありませんか?
日本の夏のように高温・多湿な状態におかれると、人間の体は体温を一定に保とうとして必要以上のエネルギーを消費し、かなりの負担を強いられます。
過度に負担が強くなったり毎日続いて長引いたりすると、その暑さに対応することができず体に不調をきたすようになります。
夏バテの原因
夏バテには様々な原因が絡み合っていますが
・自律神経の失調
・水分不足
・胃腸の働きの悪化
の3つが大きな原因といわれています。
胃腸の働きが落ちると、体力は減少し、疲れはたまり、
ますます自律神経の働きが悪くなります。
自律神経とは?
自律神経とは交感神経と副交感神経をあわせた総称で体内環境を整える神経です。汗をかいて体温調節をしたり、食べ物を消化するのに胃を動かしたりしているのは自律神経の働きです。
人間の身体は交感神経が優位に働くと活動的な状態になり、副交感神経が働くとリラックスした状態になります。このバランスがくずれると自律神経が乱れ体に不調をきたすようになってしまうのです。
夏バテ解消法
自律神経の働きを整えて夏バテを解消しましょう。
ここでは効果的な方法をいくつかご紹介します。
・寝る前の深呼吸
快適な睡眠を得るために、寝る前には腹式呼吸でリラックスすることをお勧めします。下腹部をへこませながら息を吐き、下腹部をふくらませながら息を吸います。ポイントは口から息を吐いて鼻から息を吸うこと、息を吐く時間を吸う時間の2倍くらいかけてゆっくり吐ききることです。6秒間吐いて3秒間吸うというようにゆっくり行いましょう。
・入浴でリラックス
眠りやすくなるための入浴としてはぬるめのお湯(38℃〜40℃)にゆっくりつかることがお勧めです。入浴の方法はみぞおちくらいまで湯船につかる半身浴で、うっすらと汗をかく程度までつかります。
・適度な運動
運動は自律神経をよく働かせます。ウォーキングや水中歩行など自分に合った運動を習慣にしてみましょう。
適度な運動とは自分の能力の5割くらいで軽く汗ばむ程度の運動がよいとされています。
脈拍が110〜120回/分を越えない程度が目安です。
ただし、その人の年齢や体力によって適度な運動量は異なります。無理しないよう自分にとってふさわしい運動を見つけましょう。