2012年1月20日
ワンポイント在宅介護
成年後見制度は、判断能力が不十分な方々を、法律面や生活面で保護したり支援したりする制度です。
任意後見制度とは
今は元気だが、将来、判断能力が不十分になった時に備えておくための制度です。
あらかじめ本人と支援者との間で任意に契約を行う制度です。
法定後見制度とは
すでに、判断能力が不十分な人に代わって法律行為をしたり、被害にあった契約を取り消ししたりする制度です。
では、どういった方が利用できるのか、いくつか場面を紹介します。
場面一
〇一人暮らしだがまだ十分やっていける。しかし、将来は施設に入る手続きをしたり、費用を払ってもらいたい。併せて、これまで経営してきたアパートの管理もお願いしたい。場合によっては今から支援を頼みたい。
・・・任意後見制度
場面二
〇アルツハイマー病と診断された。今一人暮らしだが、自分の意思で悔いのない人生を送りたい。
・・・任意後見制度・法定後見制度
場面三
〇使うはずのない健康器具など頼まれるとつい買ってしまう。不安
・・・任意後見制度・法定後見制度
場面四
〇私が死んだり、認知症になったときに知的障害のある子供の将来が心配。また、私自身の生活のことも不安。
・・・任意後見制度・法定後見制度
場面五
〇認知症の父の不動産を売却して入院費にあてたい。
・・・法定後見制度
場面六
〇認知症で寝たきりの父の面倒を見て財産を管理。兄弟から疑われている
・・・法定後見制度
場面七
〇知的障害者の施設です。障害者年金を親族が管理しているが入所費用やレクレーションの費用を払ってくれないので困っている。
・・・法定後見制度
前回の記事:ワンポイント在宅介護〜成年後見制度〜
http://www.kaigo-hiwada.com/onepoint/op-house/002055.html
※掲載している情報はリーガルサポート様より提供をいただいております。
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