2012年11月24日
食事を安全に美味しくいただくために、口腔機能向上を目的とした口腔ケア体操を紹介します。
首のストレッチや口腔周囲筋のマッサージなどそれぞれの動作を行うことで、唾液分泌や血行を促すなど食べる機能の向上が期待できます。食事前のレクリエーションとしてリズムに合わせて楽しくトレーニングを行いましょう。
1、 首ストレッチ
・首を前後、左右に各4回、ゆっくり曲げる。
・首を左と右でぐるりと回す。
(ねらい)
首の筋肉を伸ばして、血行を促進します。
2、口腔周囲筋のマッサージ
・左右の頬、顎、唇周辺を両手でゆっくり揉みほぐす。
(ねらい)
加齢により唾液の分泌機能が低下したり、内服薬などの影響で口が渇くのを防ぎます。毎日行うことでより一層の効果があります。
3、顎、唇の体操
・口の開閉を2回ずつ。
・大きい口で「あ・い・う・え・お」と発生する。
・「パ・パ・パ」「タ・タ・タ」「カ・カ・カ」「ラ・ラ・ラ」と10回発声する。
(ねらい)
構音訓練を行い、食べる機能を高める。
「パ」は食べ物の取り込み、「タ」は送り込み、「カ」は飲み込み、「ラ」は食塊形成の機能を高めます。
4、 舌の体操
・舌を出したり引っ込めたりする。
・舌を左右に動かす。
(ねらい)
歯で噛みくだいて食べやすくする(咀しゃく)機能を高めます。
以上が食前に行っている口腔体操です。
しっかり噛んで、咀しゃく筋や口腔周囲筋を鍛えることで毎日のご飯をおいしく食べたり、様々な病気を予防することができます。みなさんも機会があれば、お試しください。