2012年11月28日
感染性胃腸炎の患者発生は例年12月中旬頃がピークになります。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は感染力が強く、子どもや高齢者などでは重症化したり、吐物を誤って食道に詰まらせて死亡することがあるので注意が必要です。
感染性胃腸炎の患者数は、例年10月〜11月にかけて流行曲線に立ち上がりが見られ、その後、急速に増加し12月の中旬頃にピークとなる傾向にあります。
この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものと推測されており(国立感染症研究所感染症情報センターホームページ参照)、今後のノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎の発生傾向に特に注意が必要です。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎が急増するシーズンを迎え、手洗いの徹底や糞便・吐物の適切な処理などの感染の予防をしっかりしましょう。
ノロウイルス検出状況2012/13シーズン(国立感染症研究所感染情報センター)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-noro.html
厚生労働省は、ノロウイルスによる食中毒及び感染症の発生防止を目指し、ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策等について理解を深めてもらうため、次のとおりノロウイルスに関するQ&Aを作成しました。ノロウイルス食中毒予防対策にお役立てください。
ノロウイルスに関するQ&A(作成:平成16年2月4日)(最終改定:平成24年4月18日)
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html