2013年3月21日
ワンポイントリハビリ
1月号の「朝のストレッチで良い目覚めを」でご紹介した「正しい姿勢を作る準備体操」「首・背中のストレッチ〜首や肩の痛みの改善に有効〜」、2月号の「首・背中のストレッチ〜起床時に感じるコリを軽減〜」「体幹のストレッチ〜腰痛を予防・改善〜」に続き、3月号では、「腰のストレッチ〜腰痛予防〜、股関節のストレッチ〜転倒予防〜」をご紹介します。
しっかり寝たはずなのに疲れがとれず、"すっきり目が覚めない"と悩んでいるときには、朝起きた時のストレッチがおすすめです。睡眠時は筋肉が縮んだまま固まりやすく、動きをコントロールする神経の感度が低下します。さらに、熟睡できないと前日の疲労が蓄積し、痛みに敏感になります。朝のストレッチには、「筋肉をほぐし柔軟性をあげる」「神経の感度の改善」「蓄積した疲労の軽減」などの効果があるため、快適に1日のスタートを切ることができます。今回は、2つのストレッチを説明します。各ストレッチをする前には1月号で説明しました、準備体操を実施して下さい。
注意!
・呼吸を止めて行うと血圧が上がるので、呼吸は止めずにゆっくり続ける。
・首や腰、股関節などに強い痛みや、骨が変形する病気がある場合、痛みが悪化すること
があるので無理に行わない。
・食後に行うと消化不良を起こすことがあるため、食前に行う。
・いすは、安定しているものを使用し、滑らない平らな場所に置いて行う。
【腰のストレッチ】 腰痛の予防に効果的
1.背筋を伸ばしていすに浅く腰掛け、両手を腰に当てあごを軽く引く。両肘を後ろに反らし、胸を張りながら両手で腰を前へ押し、15秒間保つ。
2.両肘を元に戻しながら両手で腰を後ろへ押し、へそを見るように頭を下げて15秒間保ち、元に戻す。
【股関節のストレッチ】 転倒予防に効果
1.両脚を肩幅より少し大きめに開き、いすに浅く腰掛けて両手を膝の上に置く。
2.右肩を正面に向けるように上半身をひねると同時に、右手で右ひざを外側へ押し出し、15秒間保って元に戻す。
3.反対側も同様に行う。
ワンポイントリハビリ 朝のストレッチで良い目覚めをシリーズ
運動で健康になろう 朝のストレッチで良い目覚めを!1月号
運動で健康になろう 朝のストレッチで良い目覚めを!2月号