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「嚥下障害のある方へのワンポイント介護術」

まず、摂食・嚥下障害とは疾病や廊下などの原因により、飲食物の咀嚼や飲み込みが困難になる障害を言います。
通常、私たちは咀嚼した食べ物を舌を使って咽頭(いんとう)へ送り、喉(こう)頭蓋(とうがい)で気管にふたをし、食道へと送り込みます。
これらの複雑な運動に関わる神経や筋肉に何らかの障害が生じた場合、摂食・嚥下障害となるわけです。

こんな時のワンポイントアドバイス

①むせりがある
★ワンポイントアドバイス★
・液体でむせる時は、トロミをつけるようにしましょう
・トロミをつけることにより、口やのどの中で液体の動きがゆっくりになるようにします
・飲み込むことに意識を集中させ、しっかりと息をとめて飲み込むようにする
・おへそを見るような姿勢(頚部前屈)で飲み込むようにしましょう
☆リクライニングを30度ぐらいに傾け、枕などを使いさらに頭を上げるようにしましょう

②口の中に入ったまま飲み込めない
★ワンポイントアドバイス★
・口の中でつるんと移動する物をえらびましょう
・自分の手に持って食べてもらいましょう
・食品の種類を変えましょう
・リクライニングの姿勢(60度ぐらいにベッドを傾け、頚部を軽く前屈した姿勢)で食べてもらいましょう

食事は毎日むせないで、安全に食べ続ける事が大切です。嚥下状態を観察し、より安全により美味しく食べられるようにしましょう!

 

社会福祉法人 総合南東北福祉センター

南東北さくら館