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ワンポイントリハビリ11月号『有酸素運動で健康づくり!』

 今回は「有酸素運動で健康づくり」ということで、有酸素運動とは?有酸素運動の効果・始める前の注意点について紹介します。


「有酸素運動とは?」


有酸素運動とは、酸素を普段よりも多く取り込みながら行う、楽しみながらできる運動です。
充分に取り込んでいる酸素を使って、体内の糖質や脂肪をエネルギー源として燃焼することによって、ゆっくりとエネルギーを生み出します。乳酸を生じないために疲れが蓄積せず、途中からエネルギー源が徐々に体脂肪に切り替わっていくので、長時間運動を続けることが可能です。
 有酸素運動のときの呼吸は普段よりも軽く弾む感じで、深い呼吸なので、より多くの酸素が取り込めます。まさに有酸素運動はこの呼吸がポイントです。高齢の方や運動療法として行う場合は軽めの有酸素運動をすべきです。
 代表的なものとしてはウォーキングなどがあげられます。時間としては、20分あたりから体脂肪の燃焼が始まるとされておりますが、単純でリズミカルな動作を最低10分以上反復することでも効果的な有酸素運動になります。


「有酸素運動の効果」


 有酸素運動は体脂肪を燃焼、血糖値を下げる、血行がよくなる、足腰の強化、自律神経を整える、睡眠を促進する、脳の機能の活性化、ストレス解消など多くの健康効果が期待できます。


※運動を始める前の注意点:定期的に受診をされている方は先生に相談してから始めましょう。
rihabiri2013.11.jpg1.水分の補給→脱水や血流が悪くなってしまわないように注意が必要です。運動前や運動中に十分に摂取しながら行いましょう。
2.糖質の補給→糖質も燃焼されるため、空腹時など低血糖の状態では運動しないようにしましょう。また糖分の補給はミネラルウォーターとかではなく、2時間前に食事をして炭水化物をとるなどの工夫をして行いましょう。
3.ウォーミングアップをする→反動をつけないストレッチや膝の屈伸、足首を回すなどして慣らしてから始めましょう。
次回は冬の対策〜ヒートショック 室内温度差の対策について〜を紹介します!
 


総合南東北福祉センター 理学療法士