2013年12月 3日
今回は、着衣着脱についてご紹介します。
寝間着から日常着に着替え身だしなみを整え、昼と夜の区別をつけることで生活にメリハリを生むので毎日の習慣として続けていきたいですね。
まずは衣類選びですが、なるべく吸収性・通気性の良い木綿をお勧めします。
ご自分で着替えやすいように前開きやボタンの少ない、伸縮性のあるゆったりした衣類をお勧めします。
介護者は着衣着脱に少々時間がかかっても自分で出来る事は、自分で行ってもらうことで、手足の運動になり本人の満足感や自信に繋げることができ、残存機能のリハビリテーションとなります。
それでは半身まひで車椅子等に座位姿勢を保つことができる右半身まひの方を例に実践しました。
まず、かぶりの上衣の着替え手順です。
衣類の前部分を麻痺側ではない方の手で、胸の上までたぐりあげる。(胸まで上げることにより衣類が脱ぎやすくなる。)
麻痺側ではない手で衣類の後ろ、えりから首部分を引っ張りながら首から抜く。(メガネ等をしている場合ははずす。)
写真の3〜4を参照。
麻痺側ではない方のそでは、麻痺側の手をわき腹に何度か擦りつけながら脱いでいく。麻痺側のそでは、麻痺側ではない手で引っ張っぱり脱ぐ。(麻痺側の手は太もも内側にのせる。急に手が倒れてしまいベット柵や車椅子にぶつかり怪我につながらないようにする為です。) 写真5〜8を参照。
次に清潔な衣類に着替えましょう。
麻痺側ではない腕のそでを通し、衣類の後ろ首部分とすそを麻痺側ではない手で握り、頭を通す。写真10〜11参照。
以上、片麻痺の利用者の着脱(上位編)でした。
ぜひ試して見てください!!
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
通所介護 南東北日和田デイサービスセンター