過去の記事

ワンポイント在宅介護「インフルエンザについて」

ワンポイント在宅介護


インフルエンザについて

zaitaku2014.1.7a.jpg 乾燥した冬期は風邪やインフルエンザが流行しやすい季節となります。
 在宅生活では一人が感染すると家族全員に感染の恐れが強くなり、高齢者に感染すると重症化の不安も高まります。人ごみの中へなるべく行かない様にするという予防策もありますが、介護サービスを利用する上では、いろんな方々と接する機会が多く、自分が気をつけていても誰かにうつされてしまうといった心配もあります。
 しかし、マスク着用やうがい・手洗い等しっかり意識し予防をしていくことで、少しでも不安を少なく生活して行く事ができます。
今回のワンポイント在宅介護では、この季節にあらためて意識しておきたい


「インフルエンザについて」

を、ご紹介したいと思います。

 

〜 インフルエンザ 〜


■インフルエンザはいつ流行するのですか?
インフルエンザには流行性があり、短期間に多くの人への感染が拡がります。日本では例年12月〜3月頃に流行します。

■インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか?
一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染する事によって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症になることがあります。

■インフルエンザワクチンの接種について
zaitaku2014.1.7b.jpg予防接種をうけたのにインフルエンザにかかったことがある方もいると思います。インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンにはこれを抑える働きはありません。
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛みなどのインフルエンザ症状が起こります。この状態を「発症」といいますが、ワクチンには、この発症をおさえる効果が一定程度認められています。
ワクチンの最も大きな効果は、肺炎や脳症などの重い合併症や入院治療が必要になる等の重症化を予防する効果です。

■インフルエンザの予防について
インフルエンザを予防する方法としては、以下が挙げられます。
○流行前のワクチン接種
○咳エチケット
インフルエンザの飛沫感染対策としては、普段から皆が咳エチケット…
①咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと。
②咳が出るときはできるだけマスクをすること。
③手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと。
…などを守ることを心がけてください。飛沫感染対策ではマスクは重要ですが、感染者がマスクをする方が、感染を抑える効果は高いといわれています。
 可能な場合は皆がマスクをすることが感染対策としては効果的であると考えられます。
○手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。アルコールによる消毒でも効果が高いです。

○適度な湿度の保持
加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的です。
zaitaku2014.1.7c.jpg○十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
○人ごみや繁華街への外出を控える
不要不急の外出を控えることが基本ですが、やむを得ず外出して人ごみに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布製マスクを正しく着用することはひとつの防御策と考えられます。

■インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?
具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
安静にして休養をとり、睡眠を十分にとることが大切です。また、水分を十分に摂ることも大切です。
周りの方へうつさない為に、不織布製マスクを着用し、外出を控えましょう。

※今回の内容は、厚生労働省からの情報を基に作成しています。


お問い合わせはこちらまで
zaitaku2014.1.7d.jpg社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
〒963-0532 福島県郡山市日和田町梅沢字丹波山3の2
日和田・西田地域包括支援センター
TEL:024−958−6878

南東北日和田居宅介護支援事業所
南東北日和田居宅介護支援センター
TEL:024−958−4551