2014年2月20日
ワンポイント在宅介護
ちょっと難しい言い方になりますが…平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年で、男性9.13年、女性12.68年となっています。
今後、平均寿命の延伸に伴い、こうした健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。疾病予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できます。
■「健康寿命」の推移
平成13年 平成22年
男性 69.40年 70.42年 1.02年の延び
女性 72.65年 73.62年 0.97年の延び
■「平均寿命」の推移
平成13年 平成22年
男性 78.07年 79.55年 1.48年の延び
女性 84.93年 86.30年 1.37年の延び
国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口(平成24年1月推計)によれば、平成25年
から平成34年にかけて、平均寿命は男性では80.09年から81.15年へと1.06年、女性では86.80年から87.87年へと1.07年とさらに延びることが予想されます。
今後、こうした平均寿命の延伸とともに、健康な期間だけではなく、不健康な期間も延びることが予想されます。国民の健康づくりの一層の推進を図り、平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばす(不健康な状態になる時点を遅らせる)ことは、個人の生活の質の低下を防ぐ観点からも、社会的負担を軽減する観点からも、重要です。
※今回の内容は、厚生労働省からの情報を基に作成しています。
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