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坂井施設長のひとりごと 2014年2月

 大雪と言って思い出すのが、昭和55年(昭和56?)の大雪です。私が郡山に嫁に来て1〜2年の冬のことでした。関東で育った私には、郡山は風が冷たく、こんなに寒いんだと驚きました。そしてあの時の大雪。重い雪で電柱が倒れ停電になり、卓上コンロを買いに行ったのを覚えています。これから冬は、毎年こんな風に暮らすのかと思ったら、少し不安を感じたのを覚えています。
 そして、今年の2月に入っての2週連続の大雪。この雪は、大変でした。福島県だけではなく全国的な大雪で交通事故・転倒事故が多発しました。また、道路が寸断されることで、生活面等すべての面でマヒしました。自然災害に太刀打ちできない現実をまたまた思い知らされました。
 悪夢の15日、私は午後から出張でした。一番雪が酷い午後1時頃施設を出発したものの、前が見えずまた道路の境が見えず大変怖い思いをしました。正直前に進むしかなく方向も変更できず到着できるか不安でした。でも、何とか仕事も終わり無事家に着くことができましたが、職場ではもっと大変なことになっていました。
職場では業務が終わっても、車を駐車場から出すことが出来ず全員で雪かきです。全員の車が出られるように全員で雪かき!夜までかかったそうです。助け合い!全員で!まるで3年前の東日本大震災のようです。施設に戻れる状況でなかったので電話連絡で状況を確認していましたが、手伝えず申し訳なく思うしかありませんでした。
でも、全員で協力し対応していたことを知り、うちの職員はさすがだなと思っていました。ありがとうご
2014.3.5 1.pngざいます。感謝です。
さて、もう少しで大震災から3年です。当時のことは今でもどう動いたか忘れません。しかし、災害に対する危機感は、少し薄れてきているような気がします。今一度、我が家の防災対策・施設での防災対策を再確認したいと思います。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
特別養護老人ホーム 南東北ロイヤルライフ館
ケアハウス 南東北ライフケア館
施設長 坂井貴子