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佐藤施設長のひとりごと 「避難訓練」のち「煙中訓練」のち「ヒリヒリ感」

 先月、当センターにおいて年1回の夜間想定の避難訓練を実施しました。夜間に施設内で火災が発生したという想定で、夜勤職員が利用者さん達を避難誘導していきます。その後、近隣に住んでいる職員が駆け付け避難の応援にあたります。応援職員を含めても15名程度の職員で約180名の利用者さん達の避難誘導にあたらなければなりません。誘導にあたった職員は真剣に避難誘導を行い、ほぼ予定通り避難完了をすることができました。

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東日本大震災から3年が経過しての訓練でしたが、様々な形での災害は必ずやってきます。その時、被害を最小限にできるかは普段の訓練にかかっていると思いますので、今後も訓練は継続していく必要があると再認識しました。
また、この日は当センターでも初めての煙中訓練を実施しました。会議室に訓練用の煙を充満させて視界を悪くし、進行方向にテーブルなどの障害物を置いて歩くという訓練でした。
思いのほか煙が多く、会議室内は視界がほとんどゼロの状況でした。職員は体勢を低くしながら前方に手をかざし、ゆっくりと歩いて、やっとの思いで出口に到着。
初めての訓練でしたが、実際の火災であれば少量の煙を吸い込んだだけで致命傷になってしまいます。その怖さを少し体験できたように感じます。

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しかし、試練はその後に襲いかかってきました。吸い込んだ煙のせいか喉が痛く、夕方くらいまではヒリヒリしていました。訓練とは言いながらも、このヒリヒリ感はもう体験したくないものです。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
障がい者支援施設 南東北さくら館
施設長 佐藤智洋