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ワンポイントリハビリ 「ロコモティブシンドロームとは?」

 ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことはありますか?介護や寝たきりになる原因には「脳卒中」や「認知症」があります。しかし、約4人に1人は「関節の痛み」や「転倒」などによる「骨折」など、骨、関節、筋肉といった体を動かす「運動器」の障害が原因です。
最近の研究で、運動器の障害はいくつも重なっていることがわかってきたため、要介護や寝たきりを防ぐには、これまでとは違う概念で運動器の障害を捉えることが必要になってきました。そうした考え方から、新たに提唱されたのが「ロコモティブシンドローム」です。
ロコモティブシンドロームは、略して"ロコモ"と呼ばれます。日本語にすると、「運動器症候群」となります。具体的には、骨、関節、筋肉といった運動器の機能が衰えることにより、日常生活での自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性の高い状態です。ロコモティブシンドロームの主な原因として「バランス能力の低下」「筋力の低下」「骨粗しょう症」「変形性関節症」「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」があげられます。 

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参考:NHKきょうの健康 ひざ痛・骨粗しょう症の新常識!ロコモティブシンドローム

社会福祉法人 南東北福祉事業団    
総合南東北福祉センター 理学療法士