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次長のひとりごと 「出雲縁結びと松江城ご案内」

 皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか?
今年は、秋に開設する新しい総合福祉施設「八山田」の開設を控えて何かと気ぜわしく、連休もいつの間にか過ぎてしまった事務次長の芳賀 信朝です。

さて、一部で熱狂的なファンを獲得しつつある(?)「全国温泉・観光スポット案内」ですが、今回は「日本人の心のふるさと」「神の国」出雲地方のご案内です。

前回の九州・別府温泉に引き続き、東北地方からはメチャクチャ遠い山陰地方です。
縁結びの神・大国主命や国生み神話であまりにも有名な出雲ですが、福島県からは遠すぎるイメージですね。
でも…、そうですね、もうお分かりのとおり飛行機を使えば、郡山を朝一で出かけて昼ごはんには出雲名物「出雲そば」「しじみ汁」を頂けるという寸法ですよね。飛行機というと交通費が嵩むイメージ゙がありますが、ネットで探せば航空会社の格安ツアープランもあるようですよ。陸路でも午後3時ごろには到着しますしね。

出雲といえば、まずは出雲大社に参詣しましょう。
ご存知、大国主命を祭神とする縁結びの神様で、古事記や日本書紀にも登場する尊い神社です。
良縁を求める婚活女子が大勢お参りしていますが、心して参拝しなければバチがあたります。
ここでご注意ですが、参拝方法は他の神社の「2拝2拍手1拝」と違い「2拝4拍手1拝」ですので、お間違えないように。
本殿は60年に一度の遷宮(本殿建替え)があったばかりですね。
大注連縄で有名ですが、本殿前の拝殿の注連縄よりも神楽殿の注連縄が世界一大きい注連縄ですので、見逃さないようにしましょうね。

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出雲地方(島根県)の中心地である松江の名物は、市街地の西に広がる宍道湖で獲れる「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」といわれるシジミやスズキ、ウナギなどの水産物。
茶人として有名な風流大名松平不昧公好みの料理やお菓子もたくさんありますね。

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お勧めの観光は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の住居跡などの名所めぐりや松江城のお堀の遊覧船です。

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「堀川めぐり」は松江城を囲む堀川を一周する遊覧船で、所要時間は1時間足らず。
松江城をいろいろな角度で鑑賞できますし、左右にビルが並ぶ商業地や生活感あふれる住宅地など、次々と変化する風景を楽しめます。
お堀にかかる道路橋の下を通るときは、橋にぶつからないように屋形船の屋根が折りたたまれますので、お客さんはタイミングを合わせて身を屈めます。
はじめは戸惑いますが、慣れてくると乗客全員が一斉に身体を伏せます。最後には変な一体感が出てきますよ。冬期はこたつ船が運航するそうです。

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お待ちかね、お勧めのお泊りはお城から車で20分ほどの玉造温泉。
玉造温泉という名前は、昔、温泉の近くの山で採掘したメノウで勾玉を造っていた事に由来するそうです。
玉湯川沿いの両岸に落ち着いた雰囲気の旅館が立ち並んでいますが、奈良時代には開湯され、平安時代には既に三名泉に数えられた由緒あるお湯で、山陰地方を代表する有名温泉です。
お食事ももちろん宍道湖七珍をはじめ一級品ぞろいで、冬には松葉ガニが食べられます。

島根県や鳥取県まで出かけるのは大変ですが、山陰地方には玉造温泉のほかにも三朝温泉(みささおんせん)や皆生温泉(かいけおんせん)など名高い温泉も数多く点在していますので、新しい施設が無事開設できたら時間を作って再訪したいと思います。
そのときは是非ご一緒に‥‥。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
事務次長 芳賀信朝