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芳賀次長のひとりごと 「食物連鎖のお話……子供って……」

 当センターの夏祭りも盛会のうちに終了し、9月になって夏もひと段落。

子供たちも2学期。夏休みの記憶も薄れて、運動や勉学に勤しむ季節ですね。

田んぼの稲穂も実が入り、新米が待ち遠しい事務次長の芳賀です。

夏休みと言えば、私の子供のころは、宿題のことも忘れて毎日外で遊びまわっていました。

昆虫採集や絵日記の題材取材を名目に、野山や田んぼで虫取り、ザリガニ取り、雑魚すくい。自然と生物の生態に詳しくなりました。

小学校高学年で学習する『食物連鎖』も、幼い頃から体験的に研究していたわけです。

例えば、ザリガニ釣りでは……

一般的にはスルメの切れ端を餌にしますが、そんなものは要りません。

①まず、田んぼでイナゴを1匹捕まえましょう。

②次に、実り始めた稲の茎を1本抜き取り、稲穂の先っぽの一粒を残して稲粒をこそげ取りましょう。

③そして、イナゴの尻尾の部分だけをチギリ取り(ウヮオ、子供って残酷ですね!)、残った稲粒で上手く留まるように茎に通しましょう。

………どうです?イナゴの尻尾をえさにした、稲穂で作った猫じゃらしのような状態を想像できますか?……

④今度は、田んぼの畦にしゃがみこんで、稲の間にそっと?を伸ばして軽く揺らしましょう。そうです、イナゴの尻尾を田んぼの水面から10センチほど上げて、ピクピクと誘うのです。

⑤ピョン・パクッ・パシャッと殿様ガエルがエサに食いつきます。

ゴクンと飲み込むとなかなか吐き出せませんので、おもむろにカエルを捕まえます。

⑥捕まえたカエルを地面に叩きつけます(ウヮオ、子供って残酷ですね!)。

そして、ベロを出してのびてしまったカエルの皮を剥ぎます(ウヮオ、……以下略!)。

⑦皮をはがれた白いカエルの身をタコ糸で結び、ザリガニ釣りを始めます。

⑧ザリガニは共食いをするので、一匹釣れたら尻尾をちぎってエサにして、無限連鎖的にいくらでも釣れます(ウヮオ、…)。 

いかがでしょうか?①から⑧まで【稲→イナゴ→カエル→ザリガニ→ザリガニ→ザリ…】と見事な『食物連鎖』ですね!!

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幼少のときからこのように自然科学研究に没頭していたので、こんなに立派な(?)大人に育ちました。

皆さんの子育てにも参考にされてはいかがでしょうか?

※しかし、子供のころの残虐な殺生の反動からか、今ではカエルは殺せません。生き物の命の大切さが身にしみ込んだからかも知れませんね。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
事務次長 芳賀信朝