2014年9月15日
当センターの夏祭りも盛会のうちに終了し、9月になって夏もひと段落。
子供たちも2学期。夏休みの記憶も薄れて、運動や勉学に勤しむ季節ですね。
田んぼの稲穂も実が入り、新米が待ち遠しい事務次長の芳賀です。
夏休みと言えば、私の子供のころは、宿題のことも忘れて毎日外で遊びまわっていました。
昆虫採集や絵日記の題材取材を名目に、野山や田んぼで虫取り、ザリガニ取り、雑魚すくい。自然と生物の生態に詳しくなりました。
小学校高学年で学習する『食物連鎖』も、幼い頃から体験的に研究していたわけです。
例えば、ザリガニ釣りでは……
一般的にはスルメの切れ端を餌にしますが、そんなものは要りません。
①まず、田んぼでイナゴを1匹捕まえましょう。
②次に、実り始めた稲の茎を1本抜き取り、稲穂の先っぽの一粒を残して稲粒をこそげ取りましょう。
③そして、イナゴの尻尾の部分だけをチギリ取り(ウヮオ、子供って残酷ですね!)、残った稲粒で上手く留まるように茎に通しましょう。
………どうです?イナゴの尻尾をえさにした、稲穂で作った猫じゃらしのような状態を想像できますか?……
④今度は、田んぼの畦にしゃがみこんで、稲の間にそっと?を伸ばして軽く揺らしましょう。そうです、イナゴの尻尾を田んぼの水面から10センチほど上げて、ピクピクと誘うのです。
⑤ピョン・パクッ・パシャッと殿様ガエルがエサに食いつきます。
ゴクンと飲み込むとなかなか吐き出せませんので、おもむろにカエルを捕まえます。
⑥捕まえたカエルを地面に叩きつけます(ウヮオ、子供って残酷ですね!)。
そして、ベロを出してのびてしまったカエルの皮を剥ぎます(ウヮオ、……以下略!)。
⑦皮をはがれた白いカエルの身をタコ糸で結び、ザリガニ釣りを始めます。
⑧ザリガニは共食いをするので、一匹釣れたら尻尾をちぎってエサにして、無限連鎖的にいくらでも釣れます(ウヮオ、…)。
いかがでしょうか?①から⑧まで【稲→イナゴ→カエル→ザリガニ→ザリガニ→ザリ…】と見事な『食物連鎖』ですね!!
幼少のときからこのように自然科学研究に没頭していたので、こんなに立派な(?)大人に育ちました。
皆さんの子育てにも参考にされてはいかがでしょうか?
※しかし、子供のころの残虐な殺生の反動からか、今ではカエルは殺せません。生き物の命の大切さが身にしみ込んだからかも知れませんね。