2015年8月 5日
ストレッチというと、体をやわらかくすることで、スポーツ時のケガ予防や転倒事故を防ぐといった効果をイメージしますね。ところが、最新の研究によると「ストレッチしてもケガの予防にはならない」ということが明らかになりました。では、どうすればよいのか徹底調査したところ、その答えはなんと、ブラジルにありました!実は、ある体操をするだけで、転びにくい体になるだけでなく、思わぬ効果があることもわかりました。つらい肩こりにも効果があり、世界のスポーツ界でも注目を集めているというこの体操のやり方から、ストレッチの新常識をお伝えします。
《体の柔軟性はアップするものの、ストレッチには弱点があった!?
ストレッチで筋肉を伸ばすと、筋肉がゆるんで筋力が低下する!?》
体を柔らかくするストレッチの弱点とは、なんと「筋力」でした。ストレッチをすると、筋肉は伸びて長くなるため、いわば伸びたパンツのゴムのような状態になります。すると、捻挫しないように足に力を入れないといけない状況でもあまり力が入らないため、捻挫を招いてしまうのです。ストレッチは柔軟性がアップするものの、筋力低下によってケガ予防の効果は期待できないのです。
《ふりふりストレッチで柔軟性も筋力もまとめてアップ!》
ふりふりストレッチは従来のストレッチとは異なり、柔軟性だけでなく筋力も同時にアップさせることが可能です。筋力がつくことでふんばりがきくようになり、転倒もしにくくなります。ほかにも、ふりふりストレッチは、肩こりの改善にも効果があります。
ただ、従来のストレッチにも肉離れなどのケガを防ぐ効果はあります。冷え解消や高血圧・動脈硬化の改善などの健康効果があるだけでなく、副交感神経を働かせることからリラックス効果が期待できるため、運動後の整理運動や就寝前に行うのがおすすめです。
ふりふりストレッチは、交感神経を活性化させて体を活動的にするため、運動前や起床後などこれから活動を始めるときがおすすめです。