2015年12月22日
やけど(熱傷)は、熱いお湯や油が体にかかったり、炎ややかんなど熱いものに触れたりすると起こります。あまり熱くない湯たんぽなどが、体の同じ場所に長時間当たっていた場合(低温熱傷)や、塩酸などの化学物質が皮膚についた場合(化学熱傷)にもなることがあります。
やけどの応急手当の方法
◎水で冷やす
やけどはすぐに水で冷やす事が大切です。やけどを冷やすと、痛みが軽くなるだけではなく、やけどが悪化することを防ぐこともできます。
やけどの程度と留意点
やけどが軽いか重いかは、やけどの深さと広さで決まります。
・一番浅いやけどの場合
日焼けと同じで皮膚が赤くなり、ひりひりと痛みますが水ぶくれ(水ほう)はできません。このような場合は、よく冷やしておくだけで病院には行かなくても自然に治ります。
・中くらいの深さのやけどの場合
水ぶくれができるのが特徴です。水ぶくれはやけどのきず口を保護する役割があるので破ってはいけません。ガーゼやタオルでしばって水ぶくれが破けないよう気をつけて、出来るだけ受診をします。なお、水ぶくれが破れても薬などを塗ってはいけません。
・最も深いやけどの場合
最も深いやけどは、水ぶくれにならず皮膚が真っ白になったり、黒く焦げたりしてしまいます。痛みもあまり感じなくなります。痛みがないからといって安心せず、すぐに受診しましょう。これから寒くなり湯たんぽ、電気毛布を使用する場合、気をつけましょう。