2016年2月10日
「成年後見制度とは」
判断能力が不十分な方々を、法律面や生活面で保護したり支援したりする制度です。
私たちは契約を前提とする社会に生きています。契約をするには、自分の行為の結果がどのようになるか判断できる能力が必要となります。判断能力が不十分な場合、そのことによって不利益を被ってしまうおそれがあります。そうならないように支援するための制度が成年後見制度です。種類は2つあります。
今回は「法定後見制度」について、ご説明します
①本人の判断能力の状態によって、3つの援助があります。
②制度の申立てができる人は?
●本人 ●配偶者 ●4親等内の親族
●市町村長(身寄りのない方や本人の福祉を図るために必要な場合)
③後見人等ができること、できないこと
※保佐人・補助人は上記内容の一部を行うことができます。
※日用品の購入やその他日常生活に関する行為は、本人の意思で行うことができます。
次回は、制度申立の流れと後見人の具体的な仕事内容について、ご紹介します。