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小野寺事務局長補佐のひとりごと 「万華鏡(紫陽花)」

 初めまして。このたびグループ病院から参りました小野寺好孝と申します。
よろしくお願い致します。

さて“風薫る五月”とも表される通り、過ごし易い季節を迎え、木々の緑も深まりつつあります。
何気なく近所の花屋に立寄ると、それぞれが色とりどりに咲き誇り、特に赤やピンクが目を引くのでよく見ると、たくさんのカーネーションが売り場の大半を占拠していました。
「そうか、間もなく『母の日』かぁ。」
健気に咲く花々を眺めているうちに、(柄にもなく)いわきに住む母に何か贈ってやろうかと想い、それとなく物色していたところ、ハウスの隅の鉢植えに目を奪われました。
これまで見たことのない、薄水色の可憐な花弁をたくさん身に纏った姿に「一目惚れ」。“数量限定”とのポップにも後押しされて、即買いを決めました。

その名は『万華鏡(紫陽花)/写真』といい、島根県で育成され、市場に出始めてからまだ4、5年と日が浅く流通量も十分でないため、非常に人気があるとは店員の話し。あっと言う間に化粧箱に入れられて、配達品の群れの仲間入りと相成りました。

何気なく決めた、ある種の衝動買いでしたが、数日後、電話越しにいつもより少しうわずった母の嬉しそうな声を聞き、思わぬところで満たされた気持ちに浸ることができました。
「たまには故郷に帰ろうかなぁ。」

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社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
事務局長補佐 小野寺好孝