2016年11月 8日
いわき市出身の私が、この郡山で暮らすようになって、12年が過ぎました。
福島市で生れた娘も中学2年生となり、なんら疑いもなく、生粋の郡山の子として成長しています(自分の頃のような田舎臭さが少ないのは、時代の違いだけではない気がします)。
そんな彼女は吹奏楽部に所属しています。
最初はサックス希望でしたが、異なる小学校出身の経験者らに気圧されて、『オーボエ』を担当することになりました。望んで決まった担当ではありませんけれど、物事のきっかけや出会いとはそんなところなのでしょう。
これまで先輩方には熱心にご指導いただき、後輩にも慕われ、気に入って練習に励んできました。
過日、先輩達が引退して初めて1・2年生だけで中学校音楽祭に参加することになりました。演奏曲は「レ・ミゼラブル」。彼女にはソロパートがあり、大会のかなり前から練習の好不調に一喜一憂しつつ、本番の日を迎えることとなりました。
会場のいわきアリオスのステージ上で、演奏を目前にして40数名の中にある彼女の緊張の面持ちは、客席の私や家内にも伝染して、ふたりで“わなわな”する中、演奏が始まりました。しかしそれはいつの間にか感動に包まれて、あっという間に過ぎていきました(最近はとても涙腺が緩くなりました)。
緊張から解き放たれ、笑顔が弾けた彼女たちを目の当たりにして、さらに成長を感じられたひとときでした。
全くの親ばかの話で申し訳ありません。