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ワンポイントリハビリ 「冬場は転倒が増加!しっかり対策!」

 

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 高齢者の冬場の事故として注意しなくてはならないのが、「転倒」です。寒さで筋肉が縮こまり、体が動かしづらくなってしまうと、ほんの小さな段差等でも躓いてしまうことがあるので注意が必要です。それに加えて、冬場はどうしても厚着をしがちです。着込み過ぎて動きが鈍くなることや、靴下をはいて足元が滑りやすくなることでも転倒のリスクは高まります。

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また、冬場の室内環境は転倒しやすい条件がそろいがちです。カーペットの角に足が引っ掛かったり、暖房器具のコードに躓いて転倒してしまったというケースもあります。転倒による骨折は、高齢者が寝たきりになる原因の一つです。
冬場の屋外では、さらにきめ細かな配慮が必要になります。路面の凍結や積雪に足を取られて転倒するリスクが高まるだけでなく、冷たい外気にさらされることで血圧の上昇や不整脈等のリスクも上昇します。
事前に対策を行うことで、これらの影響を最小限にすることが可能です。冬場の事故から寝たきりになるのを防ぎ、健康的な生活を送りましょう。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 作業療法士