2017年7月20日
7月に入り暑さも本番となってきましたが、元気にお過ごしでしょうか?
今回は転倒予防について考えていきたいと思います。というのも、高齢者の転倒は骨折のリスクが高く、骨折をすることで生活の質がガクッと下がってしまう恐れがあるのです。そのため、転倒を予防するために必要な知識をみなさんと共有できればと思います。
足元の筋肉(ふくらはぎや足の指の筋肉)はバランスをとるうえで、とても重要な役割を果たしています。足元の筋肉が衰えると、足の踏ん張りがきかなくなったり、指先で地面や床を踏みしめることが難しくなったりしてバランスを崩し、転倒の危険性が高くなるといわれています。今回は自宅でも行える簡単な運動をご紹介したいと思います。
【ふくらはぎの筋肉を鍛える】
かかと上げ運動
背筋を伸ばして立ち、椅子や机などを支えにして両足のかかとをゆっくりと持ち上げます。持ち上げたら、10秒間つま先立ちを保ち、その後ゆっくりかかとを下ろしていきます。これを10回繰り返します。余裕があれば、2セットから3セット行なってみましょう。
【足の指の筋肉を鍛える】
タオル掴み運動
椅子に腰かけて、床に敷いたタオルを足の指を使って、自分の方向にたぐり寄せます。10回を1セットとして3セット行いましょう。