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あなたは眠れていますか? ~熟睡をもたらすためのちょっとした工夫~

om2019.5.28 1.png 睡眠は人間が生きてゆくためになくてはならないものです。睡眠時間は一般的に8時間とよく言われますが、70歳以上の平均睡眠時間は6時間弱が現状です。その原因は、加齢により体内時計の働きが悪くなり、睡眠が浅くなるためです。年齢を重ねるごとに良質な睡眠がとりにくくなるのです。
今回は熟睡をもたらすためのポイントをまとめました。人生の3分の1の時間を占める眠りの時間をより良いものにしましょう。

     
起床後は太陽光を浴びましょう
毎日同じ時間に起きましょう。起きたら太陽の光を浴びるようにしましょう。体内時計を正常に保ちます。早起きは早寝をもたらします。

     
入浴
入浴にはリラックス効果があり、入眠を促します。39℃程度のぬるめのお湯がおすすめです。


寝室の環境を整えましょう
【照明】
明るすぎる照明は入眠を妨げます。スタンドなどの間接照明を使用し、眠りに入りやすい雰囲気を作ることも大切です。
【室温湿度】
室温が暑かったり寒かったりでは良質な睡眠は期待できません。一般に夏が25℃、冬は15℃、湿度は年間をとおして50%程度がよいと言われています。個人によっても体感温度が違うので、自分にあった心地よい室温を整えましょう。

冷暖房機器のタイマー機能を活用しましょう。
【音】
外部からの音には防音対策が必要です。カーテンを厚手のものに変えるだけでも効果があります。
夜間は小さな音が気になる人も多いでしょう。またそれとは逆に無音ではかえって眠れない人もいます。ラジオや音楽を聞いた方が眠れる人、耳栓をして眠る人、人それぞれ眠る時の好みは異なりますので、パートナーや家族の理解や協力も必要です。
【寝具寝衣】
肌触りが良いものに触れるだけで、人は「気持ちいい」と口にしてしまいます。人間は触覚でリラックスできるのです。寝る時に使用する寝具や寝衣は大変重要です。肌触りの良いもの、身につけていて気持ちの良いものを選びましょう。
多種多様な素材があるので、季節によって上手に使い分けましょう。
【香り】
香りにもリラックス効果をもたらすものがあります。中でもラベンダーは有名です。寝室の香りにも気を配ってみましょう。


om2019.5.28 2.png寝る前に少しだけ好きなことを
眠りに着く前に自分の好きなことでリラックスしましょう。音楽や読書、軽い体操やストレッチなども良いでしょう。


寝る前には控えましょう
【コーヒーや紅茶】
カフェインが含まれ覚醒作用があります。
【喫煙】
ニコチンが交感神経を刺激し、入眠困難になります。
【飲酒】
眠りが浅くなり目が覚めやすくなります。
【長時間の昼寝や夕方近くの昼寝】
30分以上の昼寝は体が本格的に眠りに入ってしまい夜間の睡眠に悪影響を及ぼします。

     
しっかり睡眠をとって、毎日の生活をいきいきとすごしましょう。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部