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女性ホルモンが原因かもしれません

看護師.png最近、手がしびれたり、痛みや腫れがあったりしませんか?
40代以降の女性が抱える手指の不調として、朝起きた時に指がこわばっていたり、家事や仕事中も手指のしびれや痛みを感じたりといったものが挙げられます。40代以降の女性の多くがそんな症状に悩んでいます。
この症状は、手指の使い過ぎや加齢が原因と考えられてきましたが、実はホルモンと手指の症状には関係があることがわかってきました。

     
女性ホルモンと手指の症状の関係
手指の不調には、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が関与している可能性があることが指摘されています。
エストロゲンは、女性の卵巣から分泌され、女性らしい体作りや妊娠の備えなどを担っています。また、自律神経の安定や血管、骨、関節、脳などを健康に保つ役割もあります。そのため、産後や更年期などでエストロゲンの分泌が急激に低下すると、手指関節の腫れや痛み、こわばりの症状が急増してくるのです。

     
om2023.1.16 1.png放置するとどうなるの?
治療を受けずにそのまま放っておくと、症状が進行し関節の動きが悪くなり、痛みで手を強く握ることが困難になってしまいます。さらに、腫れて神経が圧迫されると、手のしびれがひどくなったり、指に変形が現れたりすることもあるので注意が必要です。

     
どんな治療があるの?
治療方法には、局所の安静、テーピング、投薬などがあります。進行した場合は、手術が必要になることもあります。

社会福祉法人南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部