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気象病

看護師.png 気象病とは、天候や気温、気圧、湿度などの変動によって起こるさまざまな体の不調のことです。
昔から、気候によって体調変化をきたすことは多くの人に知られており、近年認知され、気象病という言葉がよく聞かれるようになりました。

     
原因
気圧・気温・湿度などの変化により自律神経が乱されるために起こると考えられています。
気圧の変化による影響が大きいといわれており、気圧が低下するときに症状が出現することが多いようです。
1日の寒暖差の大きい日や雨が降る前、台風や梅雨の時期などに注意が必要です。

     
22696401.png症状
多種多様な症状があり、人によっても違います。
めまい、頭痛、疲労感、吐き気、眠気、首や肩の凝り、低血圧、関節の痛みや手足のしびれ、喘息発作や狭心症の悪化なども起こることがあります。
また、気分の落ち込みやいらだち、やる気が出ないなど、うつ病に似た症状がみられることもあります。

     
対策
・耳のまわりをマッサージして血流を促す
耳を軽くつまみ上下横に数秒引っ張ります。また、引っ張ったままゆっくりと回します。

     
・規則正しい生活で自律神経を整える
早寝早起きを心がけましょう。バランスのよい食事を摂り、適度な運動でストレスをためないようにしましょう。
入浴して身体をリラックスさせ、良質な睡眠を十分とりましょう。

     
・寒暖差を小さくする
屋外と室内の温度差が7℃以上あると、自律神経が乱れ不調が出やすくなるといわれています。冷暖房機器の温度設定に注意し、服や掛け物などで調整しましょう。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部