お知らせ

疼痛予防で健康寿命をのばそう!①

 健康寿命をのばすため『疼痛予防』をテーマに、「腰」と「膝」の疼痛予防について紹介していきます。
今回は、国民の80%が一生に一度は経験する痛みといわれる、腰の痛みや予防のための生活習慣について紹介します。

     
<腰の痛みの種類>
原因のはっきりしている「特異的腰痛」
腰痛症のうち、レントゲン写真やMRI 画像などで原因部位がはっきりしている腰痛を「特異的腰痛」といいます。
具体的には、脊椎分離すべり症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、などがあります。
腰の痛みだけでなく、足の筋力低下やしびれ、尿が出にくいなどの障害を引き起こす可能性があります。

     
原因がはっきりしない「非特異的腰痛」
腰痛のうち、ぎっくり腰のように原因がはっきりしない腰痛を「非特異的腰痛」といいます。
過度の不安や安静は腰痛を長引かせ、再発の原因にもなるといわれています。もしも腰痛になったら、適切な 検査・指導にもとづく運動を実施することをお勧めします。

     
<腰痛予防のための生活習慣>
腰痛を予防するために、日頃の生活習慣を見直すことから始めましょう。
●姿勢に気をつける
仕事などで長時間同じ姿勢を続けると背骨にかかる力のバランスが崩れ、一部分に負担をかけてしまいます。
また、無意識のうちに筋力低下や猫背などが進み、体の柔軟性が失われ腰痛の原因を招きます。
同じ姿勢を長時間続けないような意識を持ちましょう。

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   悪い姿勢(猫背)       良い姿勢      長時間座る時の工夫
※長時間座る時の工夫として
①おしりの後ろ側に丸めたタオルを敷く
②背中に丸めたタオルやクッションを入れる
ことで楽に座ることができます。また、首と肩はリラックスするようにしましょう!

     
次回も「腰痛予防のための生活習慣」などについて紹介していきます。

     
参考資料:理学療法ハンドブック シリーズ①健康寿命
ビジュアル実践リハ 整形外科リハビリテーション【羊土社】

     
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士